クレジットカード現金化の中でも昔から人気のやり方が、新幹線の回数券をクレジットカードで購入して中古買取ショップや金券ショップなどで現金化するものです。
新幹線の回数券は常に換金率が高く、手っ取り早く現金を手にできるため、人気なのです。
しかし、クレジットカード現金化について調べた方ならば、新幹線の回数券で現金化するのは危険であると目にした、耳にしたことはありませんか?
新幹線の回数券を利用した現金化は本当に危険なのか、メリットデメリットはもちろん、リスクについてもご説明していきます。
クレジットカード現金化で高換金率の商品
クレジットカード現金化において、高換金率で売買されている商品をピックアップしてみました。
高換金率商品 | 換金率 |
---|---|
新幹線の回数券 | 90%~98% |
(百貨店などの)商品券 | 95%前後 |
(ビール券などの)金券 | 95%前後 |
ハイブランド商品 | 80%以上 |
ゲーム機本体 | 100%以上もあり得る |
また、特に女性はハイブランドのアイテムをたくさんお持ちでしょうが、ファッションアイテムはご存知の通り流行り廃りがあるため、商品によっては60~70%程度の換金率にしかならないものもありますので、ブランドや商品の選定はしっかりとしたリサーチが必要になります。
ブランド品の現金化を試みた方で、こんな体験談があったので見てみましょう。
ご紹介した商品の中で、やはり手っ取り早く、そして高い換金率で現金化できるのが、新幹線の回数券なのですが、リスクも大きいのです。
新幹線の回数券(チケット)を現金化する方法
具体的に、どのような方法で新幹線の回数券(チケット)をクレジットカード現金化するのか?以下にまとめました。
それぞれ、見ていきましょう。
当然ですが、飛行機も新幹線も、一般的には区間が長距離になればなるほど、さらに、需要が低かったり、本数が限られていて、座席クラスも高くなればお金もかかります。
クレジットカード現金化はショッピング枠を利用して行うものですから、人によって使える限度額は異なります。だからこそ…
予算を決めることは重要です。
その予算に合わせた新幹線の回数券を購入しましょう。
新幹線の回数券はJRのみどりの窓口、もしくはJRの券売機(ただし、新幹線の回数券販売に対応しているもの)から購入可能です。
オークションや金券ショップで購入する方法もありますが、オークションはもちろん、金券ショップでもクレジットカード決済できないことがほとんどなので、「クレジットカードの現金化」は利用できないと考えてください。
いつも切符を購入している感覚で行っていただければ新幹線の回数券もスムーズにクレジットカードで購入できます。
ただし、ここで注意点があります。
- 一気に大量購入はしない
- 自宅住所や職場から遠い区間の回数券は避ける
- 滞っている返済は済ませておく
- 繰り返し購入する場合は別のカードを利用する
まず、一気に新幹線の回数券を大量購入すれば、カード会社はすぐに「現金化目的だ」と判断するので、カードを利用停止にする恐れがあります。
特に、自宅住所や職場から遠い区間の回数券で、現在既に滞っている返済がある方は、余計に換金目的だと思われますし、あなたも言い逃れはしにくくなりますよね。
ですから、新幹線の回数券を利用した現金化を行うのであれば、一気に大量購入はせず、自宅住所や職場から遠い区間の回数券は避け、滞っている返済を済ませた上で行ってください。
返済もすぐにできるものではない、どうしても需要の高い新幹線の回数券を購入したいという方はクレジットカードを複数枚持っている場合、別カードを利用すると良いでしょう。
ただし、各クレジットカード会社も根底ではつながっているため、決して複数のカード利用はおすすめしません。
新幹線の回数券を購入して現金化するやり方は、個人で現金化する方に限るといえます。
現金化業者はカード利用停止を防ぐためにも、高換金率の商品を利用しないためです。そのため、新幹線の回数券を利用した現金化は、金券ショップなど、買取りしてくれるショップへ商品を持っていきます(来店)。
全国に支店があるショップはお客様のニーズに合わせた買取式を採用しているので、出張査定や宅配査定も行っています。
金券ショップなどに行けば、査定で並んでいることなんてほぼありませんから、すぐに査定・買取りという流れになります。早ければ、5分以内で終わるでしょう。
査定が終わり、査定額があなたに告げられ、それにあなたが満足すれば契約成立。その場で現金を手にすることができます。
なぜ新幹線の回数券は高換金率でクレジットカード現金化ができるの?
新幹線の回数券は、非常に買い手が多いのが特徴です。旅行を目的とした方の利用から、出張などの仕事で利用する方などの交通手段として利用されていることはもちろん、さらに付加価値を加えて商品を販売する(パッケージツアー)などの事業にも利用されています。
その利用者は、老若男女・個人法人を問わず幅広く需要も高いです。特に、 「東京~大阪間」などの需要が高い区間のチケットや回数券は高値で取引されており、販売すればすぐに売り切れとなるため、換金率も95%前後でやり取りされるなど非常に高いです。
ただし、実はこの換金率も回数券やチケットの「状態」によって変わります。
主に金券ショップなどでも、以下のような点をチェックしています。
- どの区間の回数券(チケット)なのか
- 何枚綴りのものか(バラの状態?)
- 有効期限はいつまで?
- 指定席?自由席?
例えば、中古買取ショップでゲーム(本体ではなくカセットやディスクなど)を売ろうとした時、説明書がついていたり、ケースの状態が良かったり、さらには、限定のプレゼントなどが一緒にあると買取価格は変わりますよね。新幹線の回数券を現金化する時も、同じようなことです。
指定席の場合は、そもそもの値段が異なるので高く買い取ってもらえますし、いくら新幹線の回数券は金券ショップでもよく売れる商品であっても、買い手にとって有効期限がほとんど残っていないものを購入しても赤字になる可能性があります。
ですから、ショップでもそういった商品を高価が買取りすることはありません。
また、需要のある区間とそうでもない区間があるのも当然で、需要の無い区間の新幹線の回数券は換金率が低くなります。
どの条件も、金券ショップ利用者にとって好条件で満たしている新幹線の回数券やチケットこそが、高換金率商品となるのです。
人気区間 | 最大換金率 |
---|---|
豊橋~名古屋(6枚綴り) | 98% |
浜松~新大阪(6枚綴り) | 97% |
東京・新横浜~新大阪(6枚綴り) | 95% |
東京・新大阪~京都(6枚綴り) | 95% |
東京・新大阪~名古屋(6枚綴り) | 95% |
東京と大阪の、国内二大都市を結ぶ新幹線の回数券が売れるのは納得ですよね。また、豊橋から名古屋、浜松から新大阪はなどの区間は、近くはないけど、遠くもない、そして飛行機が飛ばないことを考えると、こちらも需要が高いのは納得です。
新幹線の回数券を利用したクレジットカード現金化が危険な理由
なぜ、新幹線の回数券を利用したクレジットカード現金化がリスキーなのか?その理由は主に2つです。
- 現金化することが目的だとバレやすい
- 自動検知システムにひっかかりやすい
新幹線の回数券は、カード会社側が最も監視を強めている商品と言っても過言では無く、利用時には十分に警戒が必要です。
現金化することが目的だとバレやすい
新幹線や飛行機などのチケット、回数券は、Amazonギフト券や商品券とは異なり、利用目的が明確です。
汎用性が非常に低いだけでなく、現金化にこれらを利用する方は一気にまとめて購入することが多い為、自己消費の範囲から明らかに逸脱していると捉えることができます。
そのため、カード会社からは換金目的(現金化目的)であると見られる可能性が非常に高く、大量購入、もしくは少量を頻繁にクレジット決済で購入している方は、クレジットカードが利用停止になる恐れがあります。
そのため、新幹線や飛行機などのチケット、回数券を現金化に利用するならより一層の警戒が必要なのです。
自動検知システムにひっかかりやすい
実際に、クレジットカード利用者が増え、カードを使った犯罪も増えているため、各カード会社はセキュリティを強化しています。
普段より数万円購入金額がアップしているだけでもクレジットカードを利用停止としたり、カード会社から確認が入ります。
セキュリティ対策は、カード会社のセキュリティスタッフが不審なカード利用者をマニュアルでチェックもしていますが、昨今、機械を導入して、より現金化対策の強化にあたっているので、換金性の高い商品をクレジットカードで何度も購入している人は非常に危険です。
そもそも、クレジットカード会社は(カード利用者の)商品購入代金を立替って貼り、後日利用者からその代金を回収した上で、利用者・加盟店(商品を購入した場所)から手数料をもらうシステムです。
クレジットカードが利用できることで加盟店側は消費拡大のメリットがあり、カード会社は手数料が手に入るというメリットがあります。
しかし、クレジットカード会社側は利用者から当該利用料金を回収できない恐れ(よく言われる「不回収リスク」のこと)があり、キャパシティを超えた利用は決して無視できることではありません。
そのため、クレジットカード会社はこのような換金目的と思しき利用に関しては自動で検知を行い、該当する利用者を1度利用停止の状態にし、あなた自身が購入したのか、そうであれば購入目的は何なのかなどを確認をした後に再度カード利用ができるようにしています。
しかし、カード会社に新幹線の回数券を利用した現金化をしたことがバレてしまった方がいるので、その体験談を見てみましょう。
「嘘をつくことができれば、最悪の状態が免れたのに…」と、思った方もいるでしょうが、何度も同じことを繰り返していればカード会社にいつかバレます。
また、「なんで、新幹線の回数券を利用して現金化することがなぜ悪いの?」と、思う方もいるでしょう。その疑問は当然だといえます。
クレジットカード現金化は、法律では明確に「違法」とされていませんが、クレジットカードを作った際に締結した規約には違反しているのです。
クレジットカード現金化で新幹線の回数券を選ぶ3つのメリット
クレジットカード現金化で新幹線の回数券を選ぶことで、どんなメリットがあるのかをご覧いただきましょう。
新幹線の回数券で現金化するメリットは、以下の3つです。
新幹線の回数券は利用者が多い商品であるからこそ、換金率はどの商品よりも圧倒的に高く、安定しています。
ブランド品だと、流行り廃りがあって、それを読み間違えれば損をすることは多々ありますが、新幹線の回数券を現金化する場合、そういったロスは防ぐことができます。
新幹線の回数券は、みどりの窓口や駅にある券売機で購入することが可能です。
券売機を利用するのも、通常オンラインショッピングをする要領と同じですから簡単ですし、それは不安だという方はみどりの窓口へ行けば、簡単に新幹線の回数券を手に入れることができます。
駅に休みはありませんから、思い立った時にいつでも購入できるのもメリットです。
特に、個人でクレジットカード現金化を行う場合、中古買取ショップや商品選びをしなくてはいけません。
ハッキリ言って、個人での現金化は現金を手にするまでに時間がかかるのです。
しかし、新幹線の回数券を現金化の商品として選んだ場合、ブランド品や商品券を選ぶよりも商品選定もショップ選びにも時間はかかりません。
面倒なことが嫌いな方にはぴったりの現金化アイテムなのです。
クレジットカード現金化で新幹線の回数券を選ぶデメリット
クレジットカード現金化で新幹線の回数券を利用することで大きなメリットはあるのですが、実は大きなデメリットも潜んでいるのでご紹介したいと思います。
こちらも、それぞれ確認しておきましょう。
クレジットカード現金化によく使われているのが新幹線の回数券です。
そのため、カード会社では新幹線の回数券を大量・頻繁に購入している方には目をつけてカードを一旦利用停止にしまいます。
現金化していることが明るみになれば、カードをはく奪し、強制退会させられるので、新幹線の回数券は現金化する上で非常に危険な「アイテム」なのです。
現金化がカード会社にバレてもっていたクレジットカードのうちの1枚が利用停止、はく奪になるだけならまだ良いでしょう。
その後も別のクレジットカードを利用して現金化を続ければ、カード会社にバレなくても借金は増え続けるわけです。
最終的にもう返済は不可能だとなっても、現金化による自己破産は認められていません。
新幹線の回数券を使った現金化をバレずにする方法
新幹線の回数券を使った現金化はおすすめしませんが、どうしても利用せざるを得ない時には、以下のような対策をとってみましょう。
利用目的を「用意」しておく
前述したように、自動検知システムで利用規約違反の恐れがあると判断されると、カード会社がカードを一時利用停止にして購入目的の確認を取ります。
ここであやふやな回答をすると危ないですが、最初から質問にうまく答えられる「答え」を用意すればカード利用停止から逃れられます。
まとめ買いしない
当然ですが、新幹線の回数券のまとめ買いや、自宅や職場から遠い区間を購入するのはやめましょう。
明らかに「現金化目的」と、カード会社には判断されます。
法人名義のカードを利用する
想像はつくでしょうが、法人名義のカードなら、大量購入も「あり得ない区間」のチケット購入も「ありえます」。
そのため、万が一カード会社から問い詰められても、「社員の出張で利用した」など「言い訳」は豊富です。
法人カードをお持ちの方は限られていますが、お持ちの方は法人カード利用するのが得策です。
新幹線の回数券を使った現金化はリスクが大きすぎる
新幹線の回数券を使った現金化は一般的に行われていることですが、おすすめしません。
なぜならリスクが大きすぎるからです。
カード会社にも1番目をつけられている現金化商品で、注意すべき点も実は多いです。